同じ活字でも…

そんなの当たり前だべと言われそうだが…
前々から感じていたことだが、同じ活字でもモニタ上と本のそれとでは、頭への定着具合がずいぶんと違う。ここ2日くらい、無気力なのに任せて真面目なエントリやニュースからお馬鹿なもの、2ちゃんのまとめまで色々なものを相当量読んだのだが、既に何を読んだのかおぼろげになってしまっている。反対に、売れるかなーと思ってふと手に取ってパラパラとめくった程度の専門書、気分転換に久方ぶりにめくった團伊玖磨の『パイプのけむり』の軽めなエッセイなどは、しっかり残っている。そして、ちょっとの量でも十分な気分転換になる…
以前それを伯楽民のK君に話したところ、本はモニタよりも量読めるし、同じような内容を反復するからじゃね?、と言われ、そんなもんかと思っていたのだが、パラパラとめくった程度でこの違いなわけで、これはもう紙に載った活字を脳がえこひいきしているとしか思えない。だから本マンセーというつもりはなくて、むしろ何でモニタ上で認識した活字を自分が定着出来ないのか、他の人もそうなのかが気になる。