優しい世界

※やっぱり6/22くらいの話。
山に行きたくない。普段は幾らか恐ろしくて、幾らかは心地よいはずの、真っ暗の中で一人で過ごす夜をふと思い出すと、その寂しさと頼りなさに恐ろしくなる*1岩手山で、森の中ビバークしたのが効いたかなー?・・・かといって人の中に居たいと思うわけでもない。かつての隅々まで優しさと意味とワンダーにあふれていた優しい世界に帰りたいのだ。

かつての団地、そして伯楽。驚きと安堵とが同居する、自分の人生において貴重なスモール(かつディープな)ワールドだった。そういうスモールディープワールドへの何となしの憧憬によって、農村や民俗学を自分は志向していったのだろう。それを調査したからといって、自分がそれを得られるわけでも何でもない、無いものねだりに過ぎないことに気づくまで、意外に時間がかかった。既存のコミュニティに属する人間と、自分との隔たりはあまりにも大きい。
ただ、そういったスモールディープワールドは、伯楽や今バイトしている会社のように、ある程度の環境があれば構成される、構成できることも分かった。そこで話は外山恒一に続く!

*1:書き始め当時。今は行きたくて仕方ないです