ようやく、ようやく

文学とか芸術の意義とか、重要さが分かってきた。別に「重要だからもっと予算寄こせ!」とか「今時の若者/年寄りは本も読まん」とか「芸術は人生の妙薬」とか言うつもりはないけど、でも言おうとすると平凡になってしまうので、もうちょっと上手く言えるようにする。そもそも芸術とかアートとかという言葉が良くないと思うのだがそれは置いといて…


とりあえず最近、オサレな音楽とか技術的に完成した音楽から、伯楽住民の、上手いか下手かと問われれば下手だけどそんなことはどうでも良くなる魂あふれる(むしろ欲求に混ぜ物がない?)ソングを聴いていると、みんな消費者の座を指定席にしていないで、どんどん表現しようぜ、と言いたくなる。そんなに大変なことではない。みんなで盆踊りするようなもんだ。すっごいピアニストだってその延長線上にあるんだ、なんかそういう風に思えてから、楽器がのびのびと吹けるようになってきた。


もっと早く分かっていたら音大に行っていたんだろうか。でもやっぱり行ったところで違和感を感じていたんだろうし、こういう風に思うことはなかったのかも知れない。こういう見事に潰しの効かない道を歩んできたけど、こんなもんだろうな。オーボエのリード作りの鉄則は、やりこみ過ぎない、だ。完璧を求め過ぎると調和が崩れる、ということで。まとまってないけど…明日は何が起こる事やら。