写真が売れたよ

よく伯楽に遊びに来るおばちゃんが飲んだ勢い?で、飲み部屋に放置されていた俺のコンテスト選外作品を購入していきました。A4判プリント3枚で1000円くれたのだが、お店プリントものだったのでプリント費用は1枚800円なんです…もちろん最初は欲しいと言ってくれるだけでも有り難すぎるので、そんなことは言わない。俺もお店での引き伸ばしの値段を知ったのなんてたかだか二年前だし、写真というのは相場とかコスト、値踏みが結構分かりにくいものだと改めて思った。

やっぱり写真って、絵のように一枚なんぼで「作品」として撮影者から受け手に直接売るのは、お互い違和感があるよなぁ。しかも絵葉書とかでなくて、写真そのものとして、それなりの値段を付けるとなるとなおさら。一番の需要があるのは広告や雑誌、カタログなどだと思うけど、それらはみんな「作品」というよりも何かの「素材」で、一定量の複製と、代理店やメディアなどの(撮影者ではない)発信者の介在を前提としているものだもの。それがいいとか悪いとかではなくて。
とりあえず写真が絵みたいになる必要はないとは思うし、現状としてはいずれ、というよりかは可及的速やかにそういうところに食い込まないことには到底食っていけないと思うのだが、それでもこういうふうに直接いいと言って貰って、しかもお金をいただくというのは、違和感があるとはいえやっぱりいいものだ。嬉しいと共に、自分の写真とのちょっと切ない別れも感じつつ…引き替えに貰ったお金を手に取ると、身が引き締まる思いがするのですよ。
ということで伯楽写真展が一段落して、山でお世話になった人たちへの御礼も済んだら、儲けはまず出ないだろうけど絵葉書セットでも作って細々とHPで売ろうかと思っている今日この頃。最近の漫画の流行りを借りて、まずは同人から行ってみます。