自分のまわりの愛すべきものが突如死んでしまうこと、こればっかりには慣れられない。
22日、トミーが車に轢かれて死んでしまった。飼い主のikasamaがたまたま近くの県道沿いに白い猫が轢かれていて、嫌な予感がして見てみたらトミーだった。
思えば最近彼に辛く当たって(というよりかいじめて)しまっていた。だってテーブルに載っかって、コーヒーをふとんにぶちまけるんだもの。轢かれる前の日の夜、一回うちに来たのだが、雨が降っていたから上げなかった。もっといっぱい餌あげれば良かったとか、もっといっぱい遊んでやればよかったとか、一つ一つが悔やまれるけど、深く実感したのは、おっちょこちょいで弱虫で、でも憎めない、というよりか自分につい重ねてしまえるような性格の彼が俺は大好きだったし、彼によって俺の伯楽暮らし、ikasamaや隣人達との関係はすごく活き活きとした、楽しいものになっていたということだ。彼には感謝したいことだらけである。居なくなってからじゃないとありがたさというものはわからくて、その時にわかってももう遅いというのは、嫌と言うほど認識していた筈なのに。
死んだと聞いたとき、トミーのふかふかのさわり心地や抱いた時の体温が思い出されて、服にさりげなくついていた彼の体毛がとても愛おしいものに思えて、切なかった。密かにikasama引っ越し後の彼との蜜月を楽しみにしていたのに…今は虚ろで、ただただFF6に逃げて(?)いるばかりだ。