だいぶ前だったがデジカメを買った

あれこれ悩んで、GR Digitalなどという、フィルムメインの自分には完全にオーバースペックなものを買おうとしていたが、何とかなだめて同じくRICOHのGX8に落ち着いた。値崩れしまくっているOLYMPUSのSPシリーズにも食指が動いたが、何てったってRICOHお家芸、28mmである。フィルムでも自分は21-28mmくらいの広角を頻繁に使うので、広角がないと落ち着かない。全く今時のデジカメらしくないデザインとホールディング感、金属ボディも魅力。流行のカード型は持ちにくいことこの上ないし、なんか生理的嫌悪感のようなものがあって、嫌だった。

今まで使っていたのがRICOHのRR10という旧時代の遺物だったので、当然色々な意味での画質は向上しているように感じるが、今時のデジカメと比較したことがないので、昨今の溢れかえるデジカメ群のなかで高性能なのかどうか、よく分からない。ちょっと地味で淡いカラーバランスは、まあそこそこ好きだ。デジカメにおける自分の用途は記録、メモ、もしくは光源の複雑な場所や露出計がいかれたときの測光用(これが意外に使える)ので、むしろ変な色心?はないほうが良い。インターフェイスはかなり操作性が良くて、結果がすぐ出る分露出補正に関するカンはこのカメラを持ってから急速に練度が上がった。
使えないだろうと思っていたファインダーは確かにパララックスが大きくて使えないのだが、意外なことにGR1のような青みがかかっていて、覗いていると写欲がふつふつと沸いてくるのだ。使わないけど。

ということで一枚挙げてみる。