勉強のとき集中できるものって必ずしも静かだったり訥々としたものとは限らない。我が家で威力を発揮しているのは、まったり勉強時にはブリテンのピーター・グライムズとビリー・バッド、ファリャのはかなき人生。そう、オペラなのです。しかも割と賑やか。でも集中できる。
- アーティスト: Covent Garden Royal Opera House Orchestra,James Pease,Geraint Evans,Benjamin Britten,Lauris Elms,Claire Watson,Marion Studholme,Iris Kells,Peter Pears,John Lanigan,Covent Garden Royal Opera House Chorus
- 出版社/メーカー: Decca Import
- 発売日: 2001/02/19
- メディア: CD
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これしか聴いていないけど、自作自演だし、演奏も音も質は良いと思うので十分かな。4つの海の間奏曲が好きな人は是非聴いてみるといいです。
- アーティスト: B. Britten
- 出版社/メーカー: Warner Classics UK
- 発売日: 1998/02/04
- メディア: CD
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ビリー・バッド。ださいタイトルですが、管楽器吹きとしては、このオペラ、現時点でオペラのなかで一番好き。素敵で広がりを感じさせるメロディーラインが多いのに加え、管楽器がとんでもなく難しい…それをしっかりと吹ききっているハレ管とバランス良く鳴らしているナガノ(実はエンジニア?)はすごい。ハレ管っていうとバルビローリの頃の微妙なイメージしかなかったのだが、こんなにうまいオーケストラだったとは…
愛だの恋だのと浮いた話が多いオペラの中で、漢しか出てこず、暴力と裏切りが横行するこのオペラ、異色すぎ。そんなところも好きです。
締め切りなどがぎりぎり、もしくは深夜に作業しなきゃ逝けないなんて時は、スクリャービンのピアノソナタ全集、これは恐ろしい勢いでテンションが上がるが、日常的にはちょっと…
- アーティスト: Scriabin,Austbo
- 出版社/メーカー: Brilliant Classics
- 発売日: 2003/02/25
- メディア: CD
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これ、バカ安でお馴染みのブリリアントで1000円するかしないかで売られているけど、解釈とフレージングをしっかり、某アシュケナー○のようにヒロイスティックな演奏ではなく譜面に忠実で割とクールな演奏をしており、非常に聴きやすい。だからか、3番などはちょっと物足りないところもあるけど、後期ソナタの分かりやすさは抜群。今までの演奏はわざと難解に弾いていたのかと思うくらい。1番、4番、5番、白ミサ、黒ミサ、10番の演奏はかなりツボで、2番の適度にロマンティックな熱さを抑制しつつもにじみ出ちゃってる演奏は大好き。ある意味決定版です。後期ソナタの白ミサとかを聴いてみたいけど手が出しにくい、と言う人には特にお薦め。