近所の平地林で伐採開始←そこにオオタカ登場

伯楽の近所には30ha近く面積がありそうな、結構広い林がある。手入れをされているのはごく一部分だけで、あとは学園都市近郊の例に漏れずジャングルと化していているが、これだけ纏まった面積の林がもう少なくなっているのも確かであるから、それなりに貴重であろうという認識をしていたし、一人探検ごっこをして遊んでいたりもしたorz
この林はTX開発計画のそこそこ当初から、中根・金田台地区として、宅地開発の対象となっているのだが、駅からの利便性はいまいちだし、以前先輩に教えて貰ったここの開発プランもプチセレブみたいな人を対象にしたロハスで気持ちの悪いものだったので、手前勝手にこんな開発ないだろ、と結論づけていたのだが…
今年度に入ってからにわかに業者が動きだして、あっという間に数ha伐採されておりました。やっぱりやるのかー…と半ば諦めた気持ちで通っていた(駅と伯楽との最短コースなのです。伯楽からの距離およそ200mってとこか)ら、昨日ウサギと遭遇した(あんまり関係ないか。でもビビッときたのです)。さらに、何気なく茨城の主に鉄道ネタを取り上げるブログを見ていたら、こんなエントリが。


喫茶おとりこみ中。; TX「沿線開発」中根・金田台にもオオタカの巣


記事を読む限りでは工事を強行して証拠隠滅を謀ったように読めるが…まぁ茨城でなら大いにありえる、と思ってしまう。きっとここの林の持ち主は、もはや不動産業者と化した地元の農家だろうから、不良債権みたいになっていた土地を、千載一遇のチャンスであるTXを機になんとしても売りたいんだろうなぁ…と勝手な推察。こういうのを目の前で見せつけられると、自分の勉強してきたことをもっと積み重ねて繋げて拡げて行かなければなーと思うんだけど…
伯楽とその近辺のように、緑を楽しむどころか、凶暴な植物と闘わなければいけないような場所で暮らしていると、埼玉に住んでいたときにはあった、緑への貪欲さとか、理想像といったようなものがどんどん失われていく。恐らく田舎に住んでいながら、身の回りの天然資源を使うことがなくなった人たちも同じようなメンタリティなのだろうと推察するが、そうなると放置されてジャングルと化した森が無くなったってどうってことないと思ってしまう。そういう感覚でいるとまわりからいつの間にか緑地が消えていて、新興住宅地に住むようになった住民は、自分が伐採地の上に住んでいることも忘れて残り滓みたいな林を「守る」のに汲々、というのが首都圏近郊で往々にして見られた構図なのではないか。
オオタカでやたらと騒ぎ立てるのもいかがなものかと思う一面もあるけど、現行法では開発に待ったをかけられる最も有効な「ツール」であることは間違いない。仮に守ったところで、どう使うか、どのように地域に位置づけていくか、という問題は(多分)まだ光明が見えていないと思うけど、とりあえず土地持ち農家の人は3代先くらいの長期的な視点で土地を売るかどうか考えませんか?と一人言。あーまとまんなくてすみません。