口頭試問

次の日は口頭試問だというのに夜8時起床→ダラダラ→12時前に文地部屋入り。文地部屋にてid:buntaと一緒に夜を越す。彼が来るまでちっとも集中力が上がらなかったのだが,到来とともにスイッチオン。仮眠をとった頭はかなり冴えて,さくさくと作業が進んだ。ただ,図をどう出力するかで迷い,かなり時間を食った。印刷室のパソ室で出すと図が汚いし,何より突然のトラブルがあまりにも多いので,何とか文地部屋で作業を完結したかった。結局エクセル表はエクセルに,Illustratorのファイルと手書き修正した図はイラレにまとめて一件落着。ただ,調整にものすごく時間をとられた。
 あっという間に時間が過ぎ,始業の時間に。発表は2限なのだが,今日発表する卍村とK野は一限の時間から来て準備している。えらすぎ。2人がPowerPointの準備をしているのをみて,してやられたと思った俺は,開始20分前なのにスライド上映のスライド選定にとりかかるという愚挙に躍り出る。そのため開始が微妙に遅れてしまい進行のM先生がキレ気味なった上,心構えも構成もできていなかったので,めちゃくちゃな発表に…それでも連絡のとれなかった副査の鳥越先生が来て下さっていたのを見たときには嬉しくなりましたよ。
時間オーバーした上に,さらに熱く語りだしてしまい,M先生の顔が怒りで赤くなる。ようはかなりタイトなスケジュールでやっているんで,5分の遅れも許されないんですね。普段だったら発表での時間オーバーはもっとも恥ずべきところとして,絶対にしないんだが。。
先生の好評はまずまずといったところ。欠陥点も自分の認識している通り,土地利用調査,経営実態調査,地籍図調査,言説分析といった手法をとりながらも,それぞれの分析が浅い上に四散していて,有機的にまとまっていない点。そして結論が強引&おなざりで「時間がありませんでした」色が強すぎる点。ほんと浅いよな。。T林先生にも「問題意識はしっかりしていて,発散の仕方は良かったんだけど,集約の時間がね。。」といわれた。鳥越先生は,まず第一に面白く,興味を惹かれる論文だ,といって下さって何にも勝るほめ言葉だった。きちんとお礼しにいこう。直前に読んだ「家と村の社会学」を通して感じたことを書いた「今後の課題」も,いい視点だと言ってくれた。確かに,唯一俺の卒論がまわりのぶんちーずよりも秀でているところをあげるとしたら,考察にかなりふくらみと具体性を持たせたところぐらいなんだよな。つまり,他の人は調査量も分析もしっかりやっているのだが,考察でありきたりのところに落ち着いちゃう人が多い。
主査のM本先生に「もっと(スケジュールの)オーガナイズをきちんとね…,卒論のときも冷や冷やさせてくれたし…」と言われたときにはほんとに先生に申し訳ない気分でした。これからも不肖なわたくしめをよろしくお願いします。

 K野と卍村,とくに卍村の発表は俺とは比べ物にならないくらいまとまっていて,かっこよかった。PowerPointもすごい気合の入ったつくりで,あれだけでもインパクト十分だったよな。。卍村の,着実に物事をこなしていく姿勢,見習いたいです。


その後みんなで大角豆にあるGroovyという,東海村が本店のイタリア料理店に飯を食いに行く。笠間焼の陶人さんがデザインを担当しているらしく内装の雰囲気がとてもよかった。味もオーソドックスながら手抜きのないつくり。


ここらで気合いれて,きっちりきっちり物事をこなしていきますか。もうこういう後手後手な毎日は嫌だわ。とりあえず落ち着いてじっくり考えるじかんを意識的につくりださないと。