トンネルの先が見えてきた。でもこれを検証するにはとても1ヶ月じゃたりん

問題は次第に集約されつつある。まず平地林の落ち葉を利用するにあたって、掃いている農家は農業上の効果を強く認識しているということ。だがそれだけでは説明が足りない。
その他の要因として以下のキーワードが考えられる

・経済、労働力の余裕の有無
・後継者の有無−次世代にもヤマを残したいと思うかどうか
・作付け体系の変化
・行為の持続性−先祖伝来のものを…
・ある種の誇り(あえて見栄とは言わない)−自分のヤマを荒らすのは恥ずかしい
・集落の等質性−みんな掃いているから
・相続負担の問題
・行政の力−森林公園計画の存在
・環境的価値の認識

経済的余裕はひとつのキーワードであるが、ない農家でも落ち葉掃きは行っている。農業経営との相関を分析するのは困難な作業になりそうだ。そのためにももっと零細規模の農家の事例が欲しいところ。行為の持続性、集落の同質性、これらが重要なキーワードになることはほぼ間違いないが、これらを検証する術を俺は知らない。社会的なタームは検証が非常に難しいし、そもそも論文に書いたらプライバシーの問題になりかねない。でももう悠長に文献を漁る余裕はない。すっかり忘れていたが、ブランドイメージと付加価値、これらが実際働いているのかどうか、これも検証が必要だ。市場での調査集落の野菜の評価はどうなのだろうか。農協の支所にも聞いてみたい。「循環型農業」という言葉がぽっと農家の人の口から出たとき、おやっ?と思ったものだ。

それと、センサス見たとき、昔は兼業多かったような…
葉物に転換してから専業が可能になったのか?
それと、専業率の高さは、長男以下は同居や分家をせず、みな独立してしまい、他所に出てしまうからではないのか。そもそも何故専業農家率か上がり続けてきたのか?